目、耳、心を傾け聴くという意味をもつ傾聴。
傾聴は育児においてもかなり重要な役割を果たしてくれます。
忙しい時間に子どもが話しかけてきたら、ついつい「後で!」「ちょっと待って!」と口走ってしまいがち。
後で!とは言ったものの、後で聞くのを忘れることもしばしば…
私もそのような経験が何度もあり、寝る前にちょとした罪悪感じ襲われるんですよね。
ちゃんと聞けばよかったなぁ…って。
子どもとの関わり方を見つめ直し、“傾聴”という言葉を知り、傾聴の大切さを実感しました。
傾聴が育児にもたらすメリットを3つ紹介いたします。
傾聴の魅力は意識するだけで、誰でも簡単に今すぐ取り組むことができることです。
ぜひ、子どもと素敵な関係を築いていってくださいね。
傾聴とは?
では、傾聴について説明しますね。
傾聴とはコミュニケーションにおける技法の1つです。
相手に向き合い真摯な姿勢で話を聴くということに傾聴の全てが詰まっています。
相手が自分の話を真剣に聞いてくれていると、どんどん話したくなりますよね。
こちらが相手を深く知ろうとすることで、相手は心を開きやすくなり、信頼関係が築きやすくなります。
否定せずに『うんうん』とひたすら聞いて、寄り添う姿勢をとると、相手のマイナスな感情を取り払う手助けができます。
子どもと関わるなかで、子どもの言動にイラッとしてしまう時、多々ありますよね。
そんな時、カーッ!となって感情任せに怒るのを少しだけ待ってみてください。
子どもがなぜそんな言動を取ったのか興味津々に知ろうとすることが傾聴を始めるポイントです。
意外と面白い回答が返ってくるかもしれないし、『そうだったんだ〜』と隠された本音に気がつけるかもしれません。
“一旦受け止めて知ろうとする”これが大切なポイントです。難しいですけどね
傾聴のメリット
傾聴を子育てにとりいれるとどんなメリットがあるのかまとめました!
私が特に感じている良い点は次の3つです。
・感情をコントロールできるようになる
・コミュニケーション力UP
・親子の絆が深くなる
ひとつずつ説明していきますね。
感情をコントロールできるようになる
子どもは思い通りにならなかった時に、悲しみや怒りが自分の中でコントロールしきれません。
その結果、泣き叫んだり、物や人に当たったりします。
反抗期は成長において大事な過程ですが、感情がコントロールできないまま大人なるとアダルトチルドレンのような人格になり得ることも…
我が家でも娘がイヤイヤ期真っ盛りだった頃は、靴が自分で履けなくて泣く、積み木が思ったようにできず壊して怒る、ご飯が上手に食べれず拗ねる…なんて事が日常茶飯事でした。
「いやだぁぁぁ!!」「できないぃぃー!」と泣き叫び怒る声に耳を塞ぎたくもなりますが、ここで親が一緒にイライラしても、状況は良くならないんですよね。
大人のこちらがグッと耐え、「どうしたの?」と一声かけてあげてみてください。
答えることができないくらい感情が爆発しているときには、「悔しいね」「つらいね」と共感でOK。
子どもは親に受け入れられることで、悔しい、つらいといった自分の感情を理解していきます。
自分の感情を理解することが感情をコントロールするために重要なことです。
得体の知れないものに対しては制御の方法も分かりませんからね。
思い通りにならなかった時、じゃあどうすればよかったのかを一緒に考えていければ、気持ちの整理を促すことができ、気持ちを言語化することが上手になります。
また、優しい声で穏やかに語りかけることで、イライラしている自分の心も落ち着いてきますよ。
子どもの感情コントロールを促すことで自分の感情もコントロールもできなんて、Win−Winだと思いませんか?
こちらがいくらイライラしようが反抗期が終わるわけではありません。
感情的にならず傾聴を心がけ、子どもと自分のメンタルのレベルアップを図っていきましょう。
ただ短期間で効果が出るわけではありません。
長期的に日常的に取り入れることで感情のコントロールが徐々にできるようになっていきます。
最初は意識して取り組んでいることでも繰り返されると自然にできるようになっていくはずです。
コミュニケーション力UP!
親が子どもの話を傾聴することで。子どもはどんどん会話をしてくれます。
会話をすることによってたくさんの言葉や会話の楽しさを知り、自発的なコミュニケーションが取れるようになります。
また子どもの次から次へと溢れ出る言葉に対し、親は様々な反応を示しますよね。
共感、驚き、喜び、悲しみ、怒り、笑い…
子どもはそういった聞き手の反応もやりとりの中で学びます。
また表情や頷き、声のトーン、話すスピード、声の大きさなどの非言語メッセージから相手の感情を読み取る能力も高くなります。
傾聴→話し上手→聞き上手
という流れでコミュニケーションの能力がUPします。
生きていく上で親だけではなく、いろいろな人たちとの関わりが必要です。
話し上手、聞き上手だと自分にとっても相手にとってもいい形の関わり方ができます。
親子のコミュニケーションは子どもの今後の人格形成に大きく関わります。
子どもの他愛のない話も少しだけ傾聴を意識して、様々な気持ちを聞き出してみてくださいね。
親子の絆が深くなる
子どもは当然、親の愛情に包まれたいと思っています。
親が傾聴することで子どもの自分は必要とされている、存在意義があると思うことができ自己肯定感が育まれます。
親子の絆はそういったことの繰り返しで強くなっていくのだと思います。
一番近くにいつでも話を聞いてくれる存在がいるのは心強いですよね。
・今日あったこと
・楽しみにしていること
・一緒に見た景色や体験したこと…
なんでもいいです。
子どもの気持ちを知ろうとする姿勢を積極的にとっていくことが大切です。
親子のコミュニケーションの時間はかけがえのないもの宝物ですね。
-おわりに-
いかがでしたでしょうか。
誰でも今日から始めることができる傾聴。
偉そうにつらつら書いていますが、私もまだまだ自分の感情のコントロールが難しいです。
傾聴どころではない時、全然あります!
できそうな時にゆる~くやってみましょ。
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“傾聴”という言葉をご存知ですか?