私は新卒の時に新車の軽自動車を買って、10年経った今なお乗り続けています。
車がないと生活が極めて困難になる田舎暮らし。
車を持たないと通勤が困るため、社会人になったら車を持つことが必須となります。
当時22歳の私は、まったく車に興味がなく、ローンの仕組みもいまいち分からない…
両親に言われるがまま、新車の軽自動車を頭金0の6年ローンで購入しました。
あれよあれよと決まってしまいましたが、実際に乗り続けると“この車にしてよかった”と思うことがたくさんあります。
新卒で新車の軽自動車を買って感じた、良かった点とイマイチな点をお伝えします。
新卒で車を買う際の参考になれば幸いです。
Contents
生活レベルにあった車選びを
まず、車の本体購入費は、収入の半分位を目安にするのがいいと言われています。
国税庁が発表している“年齢階層別の平均給与”では、20~24歳の平均給与は267万円となっています。
この平均給与を基に考えた場合、社会人1年目で車を購入する場合は100万~150万円程度が予算となる方が多いのではないでしょうか。
車体購入費に加えて、税金や維持費、保険料なども必要となってきます。
そうなると、軽自動車や中古車も選択肢に含まれてくると思います。
新卒で新車の軽自動車を買ってよかった点
両親に言われるがまま、130万程度の新車の軽自動車を購入したのですが、『この車にしてよかったな』と思うことがたくさんあります。
その中でも特に感じていることは次の3つ。
・不慣れでも運転がしやすい
・燃費がいい
・維持費が安い
1つずつ説明していきますね。
不慣れでも運転がしやすい
大学在学中は自転車通学だったので、免許をとってからほぼペーパードライバーの状態でした。
運転に不慣れなこともあり、『怖い』『苦手』という意識がどうしても拭えず…
そのような不安を軽自動車が解消してくれました。
田舎の細い道でも車体が小さいため余裕があり、切り返しなどのハンドル操作のしやすさは軽自動車ならでは。
小回りが効くので本当に走りやすく、運転が楽しくなりました。
バック駐車も軽自動車だとスムーズです!
燃費がいい
ガソリン…高いですよね…できることなら抑えたい…
大きなエンジンを搭載した普通自動車に比べて、軽自動車は燃費がいいです◎
燃費は走り方や走行距離によっても変わってはきますが、軽自動車は車体の重量が軽いため、少ないガソリンでも2〜3倍の距離を走ることが可能です。
実際に私の軽自動車もガソリンを満タンにすると450kmくらいは走ります。
燃費はだいたい19.5km/Lくらい。
ガソリンを満タンに入れると3,000円ちょっと。
少ないガソリンで本当によく走るなと実感しています。ありがたや🙏
長距離を走る必要がある方や少しでも節約したいという方は燃費の良さは車選びの大事なポイントですよ!
リースナブル
維持費を抑えられる
軽自動車であれば新車でも120〜150万程度で購入することが可能です。
車両価格が普通自動車に比べると安いのもメリットですが、維持費が抑えられるもの大きな利点!
ガソリン代、自動車税、車検代…すべてにおいて普通自動車より安いです。
ガソリンは毎月の事、自動車税は毎年の事、車検は2年に1回…
車にかかるお金は軽自動車か普通自動車かで、たった1年でも大きな差になります。
車にあまりお金をかけたくない方や、特にこだわりがなく『走ればいいや』くらいの感じの方は軽自動車がオススメです。
新車で購入したのもあって、メンテナンス代を抑えられたのもよかった点です。
新卒で新車の軽自動車を買ってイマイチだった点
逆にイマイチだなぁ、ちょっと不便だなぁと感じていることは次の3つ。
・車内が窮屈
・衝撃時の安全性が低い
・金利の支払い
ひとつずつ説明しますね。
車内が窮屈
軽自動車のコンパクトさはメリットでもありますが、車内は窮屈に感じます。
独身時代はあまり思わなかったですが、結婚して、子どもが2人生まれ…とライフスタイルがガラッと変わりました。
チャイルドシートを2つ付けて、家族4人で乗ると圧迫感を感じます。
ベビーカーを積んだり、保育園から布団を持って帰る日なんてぎゅうぎゅう詰め…
大きいものの買い物は軽自動車では難しいなと感じます。
2021年度に実施された乗用車市場動向調査結果によると、乗用車保有期間は平均7.1年です。
10年以上保有している世帯も2割強を占めています。
そんなに頻繁に車は変えないよという方は、7〜10年後にはライフスタイルが大きく変わる可能性を考えて車選びをしていきたいですね。
保育園のお迎えに軽自動車で来るママさんも多いですよ。ぎゅうぎゅうだけど布団は乗ります。笑
衝撃時の安全性が低い
事故は起こしたくありませんが、車に乗る限り可能性が0になることはありません。
いくらこちらが気をつけていても、相手の不注意で事故に巻き込まれてしまうこともあります。
事故を起こした時の衝撃に弱いことが軽自動車のデメリットとしてあげられます。
軽自動車はパワー不足を補うために、軽量化されている車体が多いので、ぶつかった時に大破してしまう危険性があります。
実際に私も一度、一時停止せずに出てきた普通自動車とぶつかったことがあります。
私の軽自動車の助手席側は結構凹みましたが、相手の普通自動車はそれほどでした。
軽自動車の脆さを実感した出来事でした。
安全装置や運転支援システムが搭載された軽自動車も増えています。安全性についてもしっかり考えていきたいですね。
金利の支払い
新卒で貯金のない状態で新車を買ったので、頭金なしで6年のローンを組むことになりました。
私がローンを組んだのはディーラー系のカーローン。
金利目安が4〜8%と高めです。
ですが、審査が比較的厳しくないので、新卒でもローンを組むことができました。
銀行のカーローンは金利が1〜4%と低いのが魅力ですが、審査が厳しく社会人1年目では通らないことも多いそうです。
どちらにせよ、新卒で自分で車を買う場合、多かれ少なかれローンを組むようになるのではないでしょうか。
私は約10万円くらいは利息として払っています。
返済期間が長くなればなるほどその分利息も増え、支払い総額が多くなってしまいます。
かと言って、短期間で返済しようとすると生活が難しくなります。
返済プランをしっかり組み立てていくことが大切です。
車選びを楽しんで
新卒で買う車が人生で初めて買う車という方も多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
10年経った今なお乗っていますが、概ね満足しています。
初めて買った今の車に思い出がいっぱいです。
22歳の時には、4人家族になって後部座席に子どもが乗るなんて想像すらしていなかったです。
家族が増えるに連れ、どんどん狭くはなっていったけど、その分賑やかで楽しくもなりました。
そして、そろそろ車の買い替えを考えています。
10年後、今度はどんな思い出でいっぱいになるのか楽しみです。
人生で長い付き合いになる自分の車。
新車でも中古車でも、軽自動車でも普通自動車でも、生活を便利で豊かにしてくれることは間違いありません。
考えるポイントはたくさんありますが、せっかく乗るものですから、自動車選び楽しんでみてくださいね。
車選びも大事だけど歯の健康も大事ですよ
支払いが苦しくならないよう、身の丈にあった車選びが大事です。